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言わずと知れた(?)、
立石が誇るもつ焼きの店。 いつ行っても混んでいて、 店の前は常に待ちの長い行列。 東京の東にはもつ焼きの店が多いが、 そのなかでも屈指の人気じゃないだろうか。 もつ焼きと言えば、 ・鮮度 ・値段 ・ボリューム やはりこの3点に集約されると思うのだけど、 3拍子揃った店は意外に少ない。 鮮度の良さは言うまでもなく、 マニアックな部位をごく旨で食べさせる 十条の『埼玉屋』は安くないし、 串に刺さったもつはミニマムだ。 金町の飲み屋路地にある、 地元では有名なもつ焼きの数軒も 今どき驚くほど安いのだけど、 いかにも値段相応だ。 そこで、宇ち多゛である。 価格改定があったばかりだが、 それでも一皿2本で180円。 串に刺さったもつは持て余すぐらいに大きい。 で、特筆すべきは鮮度の良さ。 「レバナマ」と注文してみると、 豚レバの生が串に刺さったもの。 特有の臭みなんか微塵もなく、 レバの香りと甘みが口中に広がります。 初めて宇ち多゛を訪れたのは7年前。 ネット上での評判も当然良かったし、 昭和遺産みたいな古めかしい雰囲気、 ローカルルールだらけの注文方法などなど、 物好き心をくすぐられて 行ってみたものの。 まぁ、初めて見た そのもつ焼きのごついこと。 部位によっても多少の差はあるけど、 4×4×2(cm)ぐらいのものが ひと串に3片刺さってます。 当時、よく食べていたもつは 加賀屋でスタミナ焼きぐらい。 そんなもつビギナー(?)が勢いで 「アブラナマ」なんて頼んじゃったんだから、 無謀と言えましょうよ。 スーパーの精肉売り場に置いてある、 すき焼き用の白い脂あるじゃないですか。 真っ白けっけのやつ。 あれは牛なんだけれども、 見た目あんな状態の豚の脂。 ボイルはされてるんだけど、 これがやっぱり1片4×4×2(cm)で 串に3つも刺さって2本くるわけです。 もう見た目でアウトですよ。 飲み物だって 慣れたホッピーとかあるわけなく。 宝焼酎の生(き)に梅エキスが数滴、 「ウメ割り」という飲み物。 おえっぷをこらえて豚の脂を齧っては、 これも生まれて初めて飲む 室温の焼酎。 注文時には 呪文のような言葉が飛び交い、 独特の緊張感に包まれた店内。 「カシラ」は超美味しかったけど、 アブラは完全に持て余した。 「あれ?食べられなかったの??」 お会計をする際、 接客の通称スーさんからのひと言。 嘲りなのか慰めなのか。 食べ残しに飲み残しで 敗者決定。 あまりにハードルが高かった宇ち多゛。 以後、立石を訪れても、 宇ち多゛に自ら足を向けることはなし。 行ったとしても友だちと連れ立って 『鳥房』や『栄寿司』の前後に 物見遊山で行くぐらいなもの。 「ね?これ、ごついでしょ?」みたいな。 そんな状況がここ何年も続いてたのだけど。 葛飾で暮らすようになって3年。 立石といえば飲み屋なんだけど、 ほかに区役所があったり、 界隈で唯一の電器量販店があったりで 行く機会はけっこう多い。 今年のまだ寒かった頃、 区役所に保育園の書類を提出に行った。 たまたま電車で行ったので、 帰り道に宇ち多゛を覗いてみた。 独特の緊張感は相変わらず。 が、あんなに難儀したもつ焼き、 ひさしぶりに口にしてみたら、 これが実にうまい。 味覚が変わったのか、 それとも葛飾の水に馴染んだのか。 レスラーの耳みたいにグロテスクな形、 見た目と食感で無理だった 「シロ」が本当に旨い。 幼かった頃に母に連れられて 肉屋の店頭で食べたシロを想い出す。 リアルにレトロな店内で 昔を想い出してジーンとしつつ、 ウメ割りをグビっとあおる。 例の常温焼酎だ。 しみじみ美味い。 質・量ともにごつい 宇ち多゛のもつ焼き。 これを受け止めるには、 ホッピーでも酎ハイでもなく、 ウメ割りこそがベストじゃないか、と。 やっと旨いと思えるように なったのがこの「煮込み」。 以前はまったく無理だった。 宇ち多゛だから煮込みもごつい。 よくあるタイプの煮込みは、 もつのほかに豆腐が入ってたり 大根やニンジンとか野菜が入ってたりするけど、 ここの煮込みはもつ以外一切入ってない。 薬味のネギすらないのだ。 もつ、だけ。 しかも、 醤油とか味噌とか 調味料の存在がほとんど感じられない。 塩っ気とか甘さとか希薄なのだ。 ひたすらもつを煮込み続けたような汁は、 垂れ下がりそうなほどに濃い。 かなりヘビーです。 シロ(大腸)に ガツ(胃袋)が主だけど、 フワ(肺臓)やハツモト(大動脈)も、 アブラ(脂)やレバー(肝臓)もあったり、 百花繚乱(?)な煮込み。 もつ以外のサイドメニューは 「お新香」か「ダイコン」だけ。 両方とも紅しょうがが添えられてくるが、 この紅しょうがを煮込みの 肉片にのせて食べるのが、 個人的な流行り。 独特の緊張感に ローカルルールの多さ。 酎ハイの代わりに焼酎生(き)のウメ割り、 ごついもつ焼きに薬味すら入らない煮込み。 面食らうことも多々あるんだけど、 店自体の敷居はけっして高くないっす。 乱暴な客扱いに見えた 接客担当の人々(通称あんちゃんとスーさん)も よく見てると実に細やかな気配りだし。 未訪の方は一度お試しを。 注文の仕方など、 宇ち多゛のHow toが解説されている素晴らしいサイト。 こちらを是非ご参考に。
by showtkgg
| 2008-08-01 23:59
| 日常
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