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天気の良い日曜日。
子供らを連れて どこかに出かけようと思ったが、 次男がここにきて 急にロタってしまった。 家にいても うつる心配があるので、 長男だけをつれて外出することに。 動物園にでも行くのかと思ったが。 長男のリクエストはなんと、 「しんかんせん」だ。 しんかんせんって、 どこまで出かけるのだ。 それは無理だ。 最近、保育園へ行くときに 新幹線柄の傘やバッグを持たせている。 以前はひっくるめて「がたん」で済んだ話が、 今じゃ個々の電車指定である。 動物園はやめにして、 JRに乗って東京駅へ向かう。 ホームでいろんな新幹線を見ていれば、 気も済むことだろう。 入場券を購入して、 東北・上越新幹線のホームへ。 日曜日に旅立つには遅い時間帯、 ホームもそれほど混んでない。 とき、やまびこ、Maxたにがわ、 色とりどりの新幹線が入線。 東海道山陽方面のホームと異なり、 車両も多種多彩。 長男は明らかに興奮状態。 停車中の車両に触れようとして、 常駐の警備員に注意される。 こっちもつかまえているのに必死。 なつかしのチキン弁当を発見、購入。 親類に旧・国鉄の職員だったのがいて、 子供の頃によくお土産でもらって食べたものだ。 ホームで食べるのも無理そうだし、 金町に持って帰って食べようか。 一時間が過ぎた頃、 突然、ぐずり始めた。 通常なら昼寝の時間なので、 きっと眠くて泣いてるんだろう。 じゃ、帰るかと思ったら、 さらに声をあげて泣く。 「の~る~の」 え? 乗るの?? っつーか、どこまでだよ。 響き渡る泣き声で大ゴネである。 地下のきっぷ売り場にて、 行き先と運賃の表示を見比べる。 宇都宮まで行くと片道5千円近くかかる。 しかも1時間もかからない。 たった乗るだけが目的なのに それはバカバカしい。 「あのー大宮まで自由席1枚ください」 大宮までは25分、 費用対効果から考えると、 この辺りが妥協点だろう。 帰って来なければならないのだ。 そもそもそれ以上乗ったって、 2歳の子供は飽きる。 自由席に乗れば、 長男は、運賃はもちろん、 別途に席料はかからない。 これで指定席に乗ると チャージされる。 「はい、大宮ですね」 そんな近いところまで? 新幹線でいくんですか?? わざわざ??? なんて言われるかと思ったが、 泣きじゃくる長男を見て、 事情を察してくれたのだろう。 担当のおねえちゃんは手を振ってくれる。 とたんにニコニコし始める我が子。 Maxの二階席とも思ったが、 時間がうまく合わない。 ちょうど「とき」が入線。 これに乗ることに。 なつかしの丸目丸鼻200系だ。 リニュアル塗装の後期型。 東北や長野ではE2系も びゅんびゅん走っているのに 上越はこれとMaxだけらしい。 自由席の最後尾に乗る。 意外に空いているもので、 ひとり客が数名のほか、 家族旅行っぽい親子4人組、 宴会旅行っぽい一団だけ。 いちばん先に降りるのは 間違いなく我々だろう。 東京を出たら、 さっき通ってきた上野。 次は我々の終着駅、大宮だ。 はやっ。 車窓には 日暮里のホテル街、 田端のアスカタワー、 尾久の車両基地と明治通り、 見覚えのある景色が びゅんびゅん飛んでいく。 さっきまで興奮の我が子は 乗ってしまうとつまらないのか、 「トランヴェール」を読むふりだけ。 荒川を渡るときになって、 並行する17号に消防車を見つけ やや盛り上がった程度。 何もここから消防車見て 喜ばなくとも。 ソニックシティが遠くに見えて、 子に服を着せて降りる準備。 ここで大泣きされたら、 足を延ばすか迷うところだが、 子は淡々と靴を履く。 大宮駅で降りるのは 我々だけと思ったら、 家族グループと1人客も降りた。 新幹線に乗りたかったんだろか。 大宮駅も多くの新幹線が往来。 再び興奮する子とホーム端の ベンチに座り、車両見物の図。 吹きっさらしのホームは寒い。 E4系のMaxたにがわが到着。 かものはしのロングノーズ、 ホームに入線してくる様は 迫力ありますな、やはり。 E2系のあさまとはやて。 たしかにラインの色が、 赤色とつつじ色で違う。 東京駅ではホームが違って わからなかったが。 持ち帰るつもりだった チキン弁当を子と食べる。 昔は二段重ねだったが、 いつからか平屋造りだ。 こんなんで800円もするが、 駅弁にしてはきっと安いほう。 寒いし弁当は冷たいけど、 やっぱりホームで食べるなら 駅弁がいちばんよねー。 って、乗って食え。 今度こそ本当に眠くなる子。 バギーカーに移乗して本日終了。 乗るのが楽しいのだったら、 土日きっぷ買って乗り倒すけど、 まだまだ見てるほうが楽しいらしい。 次は、地下で過ごしやすい上野駅か、 やっぱり、てっぱくかな。
by showtkgg
| 2008-02-17 23:59
| 日常
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