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『COTTON CLUB』へ行ってきた。
待望のシダー・ウォルトントリオ。 一昨年に予約も済んでいたのに、 あえなくキャンセルをくらっての今回だ。 御年75歳とのことで、 元気なうちに拝んでおきたいと思った。 ネットで予約状況を見たら、 全公演ともにテーブル席が残席僅少。 そんなに人気があった人だっけ。 やっぱり前回来日が流れて、 待っていた人が多かったのか。 『COTTON CLUB』に来るのは1年ぶり。 丸の内なんてすっかり来なくなったから、 二重橋駅からまたまた道に迷った。 「は?ここですよ」 TOKIAの前にいた 警備員に道順を尋ねた田舎者。 できるだけミュージシャンの近くで 見たい聞きたいのが人情。 今回もダッシュをかけて 受付開始の1時間前に到着、 ポールポジションをゲット。 先頭に並んだ10分後に次の人。 それでも受付開始が始まるときで 10人も並んでいなかった。 やっぱりそんなものか。 「1st SHOWからのお客様がいらっしゃいますので、 『2番』でのご案内となります」 えー、マジっかよ。 ってか、よく意味わかんねえし。 まぁ、1番も2番も実際に差はないが、 1時間も前に来て並んでいると ガッカリするのも事実。 ピアノのかぶりつき席へ。 1番札のおっちゃんと相席だ。 バロンを見に来たときと同じ席。 ブルーノートと同じ雰囲気の店だが、 箱が小さいから、ステージがより近い気がする。 9時半の定刻ぴったりにシダー先生の登場。 数々のCDジャケットで馴染みのあるお顔だけど、 だいぶお年を召されたなーという印象。 75歳だから十分に高齢なんだけど、 こちとら30年前のプレイと顔に 慣れ親しんでるもので。 短いMCの後に1曲目は「Ceder's Blues」。 始まってすぐに、 これはなんか違うぞ、と。 フレーズも音色もシダーそのもの。 でも、シダー特有のズバっと 切り込むリズムの鋭さが希薄。 往年のプレイに比べると 物足りなく思ってしまう。 結局、この日に演奏された曲は、 1. Ceder's Blues 2. Dear Ruth 3. Clockwise 4. Little Sunflower 5. Holy Land 6. Lush life~Day Dream~Rain Check~Satin Doll 4はおなじみハバード曲。 6はビリー・ストレイホーンメドレーとして演奏された。 残りはオリジナル。 なんか違うなーという思いは、 結局、最後まで払拭されず。 これはいわゆる『老い』なのか。 それとももともとライブではこんなものなのか。 ご存知の方もいると思いますが、 シダーの演奏する曲は オリジナルであれスタンダードであれ、 けっこうなアレンジが施された上に イントロからエンディングまで 綿密に練り作られていて。 で、そうと決めたらずっと 演奏し続けるのがこのお方。 たとえば、 サテンドールなんて曲は、 30年前にも録音していて、 15年前にも録音していたりして、 で、この日も演奏されたのだけど、 イントロ、エンディング、途中のアレンジも まったくと言っていいほどに同一。 特徴的な最後にCmを連打する タイミングや回数とか そんな細かいレベルでも よく「似てる」のだ。 へたすると アドリブソロだって『使い回し』がある。 もはや、シダー節云々という程度じゃなく、 ある曲の4小節目から12小節目のフレーズが、 数年後に録音された同じ曲で ひょっこり顔を出すなんてこともある。 ま、弾く人が同じだから 別に不思議な話じゃないのだけど、 その場のインスピレーション一発の ハンコックなんかとは対極にいる人。 あまり変えたがらないというか、 一種の形式美、様式美ですね。 だからこそ、 往年との違いというか、 ま、経年変化的なものが より鮮明に浮かび上がってしまうというか。 ま、そこも汲み取って楽しむ余裕が あればいいんでしょうけども。 40年近く前の ピットインライブ盤とは言わないが、 「TRIO 1」(私的ベスト)ぐらいの プレイを聞きたかったな、と。 まぁ、こうやって考えると 91歳でなお溌剌のハンク・ジョーンズは 本当に凄いんだな、と思う。 もともとがすでに醸成されたような 芸風だったとはいえ。 演奏はぴったり70分。 熱烈なアンコールがあったのだけど、 なぜか、それには応えず、 そそくさと引っ込んでしまった。 シャイなのか、疲れていたのか。 これからもファンというか、 ずっと聞きつづける人だし、 ハンクのように末長くプレイを続けてもらえたらな、と思う。 そう思うのだけど、 聞くのは往年のアルバムがいいのかな、と。 個人的には。
by showtkgg
| 2010-01-06 23:59
| 日常
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